熟年離婚こそ心理テクニックを
熟年離婚においては、通常の離婚以上に話し合いでのウエイトが大きくなると思います。
例えば、子供も大きくなって独立したので離婚して第2の人生を過ごしたいとか、夫が退職していつも家に居られて、それがストレスになって離婚を考え始めた場合などは、法定離婚事由がないので、協議又は調停で夫が同意してくれない限りは離婚を成立させるのは難しいです。
ですので、うまく話し合いをまとめる必要があります。
とはいえ、真正面から「いつも家に居られるとうっとおしくてストレスを感じるから離婚してください」なんて言われても、「何言ってるの?そんなのできる訳ないじゃない」と拒否されるのが落ちです。
そこでいかにうまく相手を説得させることができるかという時、心理テクニックを知っているのと知らないのでは差がついてきます。
また、熟年離婚においての財産分与等の離婚給付は、今後の人生を設計する上で、非常に重要になってきます。
最たる例は、年金分割に同意してもらえるかどうか、これは非常に重要になってきます。
そんな時に少しでも財産分与を多くもらったり、年金分割を認めてもらうにも心理テクニックは知ってて損はありません。
ということで、少しではありますが、このページに簡単に書いておきますので、参考にしてください。
このページでの心理戦は、あくまでこんなやり方もありますよという一部を参考程度に載せているだけなので、これを用いたからといってうまくいくとは限りませんし、また逆に余計にこじれてしまう可能性もあります。
このサイトのコンセプトは、できるだけ円満に熟年離婚を目指す、または、熟年離婚を回避するということです。
よって、熟年離婚の際の話し合いは、これが2人の最後の共同作業と思って、なるべく冷静に相手の立場に立つくらいのゆとりをもって話し合いをしてください。
というか、明確な離婚理由がないのであれば、これからも付き合いを残せるような関係を目指して話し合いをしてください。
その話し合いも、こちらの要求をすべてのませるというのでなく、相手の言うこともしっかり聞いて、ある程度は譲歩するくらいの心構えでやりましょう。
これが、うまくやるコツです。
子供が成人していなければなおさらです。
離婚後も子供のことで気軽に相談できるくらいの関係を残せたらベストです。
もし、絶対に相手をねじ伏せてこちらの要求をすべてのませるという人は当サイトは向いておりません。
まず、当然というか不快な空間での交渉は成立しにくいです。
少し考えれば分かるのであるが、夏の暑い日にエアコンのきいていない部屋で交渉したら、まとまるものもまとまりません。
そのエアコンも、できたらマイナスイオンを発生するのを使っている部屋があったとしたら、ぜひその部屋で交渉を行いましょう。マイナスイオンはプラスです。
次に、人間は、何かを飲み食べしながらの方が、飲み食べしてないときと比べて説得されやすい傾向があります。
そんなにこじれていないのであれば、夕御飯の時にでも、少しずつ交渉していきましょう。
もし、わざわざ交渉の時間を設けるのであれば、何か飲み物(アルコールは避ける)を用意して飲みながら交渉をしましょう。
狙い目の時間として、夕暮れ時は、理性の働きが最も弱くなるので、説得する場合は夕暮れ時を狙いましょう。
夕暮れは無理でも昼よりは夜に交渉をしましょう。
ただし、やっぱりこじれにこじれている場合は、いつもより感情的になっていますので、殴られる等の可能性も少しは上がるので、夕暮れ時はそういった注意も必要です。
この3つをまとめると「離婚交渉は夕暮れ又は夜に、快適な空間でなにか飲みながらするべし!!」となります。
色々な心理テクニック
交渉の心理テクニック
まず、心構えとして自分が感情的になっていけません。
短気は損気であるということを肝に銘じておいてください。
本当は話すのも嫌という場合でも、わざと相手を思いやって優しい言葉をかけてあげる。
それぐらいの姿勢で話し合いをしましょう。そうすれば、のちの交渉を有利にすすめやすいはずです。
相手から年金分割の同意をしてもらいたい人は、じっくりと交渉を楽しむくらいの余裕を持って望んでください。
それでは、具体的なテクニックをいくつか紹介します。
ドア・インザ・フェイス・テクニック…いきなり高い要求を突きつけて、拒否されたらその要求を一気に下げて認めさせる方法である。
相手は断ったという罪悪感を持つので、それを利用したテクニックである。
例をあげると、妻「年金分割は5割認めてくれるとうれしいわ」夫「それは無理やわ」妻「じゃあせめて3割の分割でいいから認めて欲しい。お願い。」「う〜ん。まあ、3割ならいいか…」
ミラーリング…相手の言葉遣いやしぐさや表情をまねると説得されやすくなる傾向がある。
これも、あくまで相手とそれほどもめていない場合には有効な方法です。
例えば、相手がゆっくり話していたら自分もゆっくり話したり、相手が頻繁に髪の毛をさわっていたら、自分もさりげなく頻繁に髪の毛をさわってみる。
そうしたことで、少しはこちらの言い分が認められやすくなるのだ。
熟年離婚の交渉において簡単に実践できる方法としては、交渉の話し合いの際に何か飲み物を用意しておく。
そして、相手がその飲み物を飲んだらこっちも同じようにその飲み物を飲む。
これなら簡単に実践できるはずである。
しかし、ひとつ注意があります。それは、相手がミラーリングを知っていた場合「こいつ、今ミラーリングしてるな」と思われ、説得するどころか、相手を不愉快にさせます。
ちょっと頭の片隅においておきましょうね。
イエス話法…「はい」と返事させるような質問をし続けると、相手は「いいえ」と言いにくくなる。この傾向を利用した心理テクニックです。
例えば、A「私達、結局離婚することになったけど、いっぱい楽しいこともあったよね?」
B「ああ、そうだな」 (イエス)
A「子供も立派な社会人になれて本当によかったわ」
B「まったくそのとおりだな」 (イエス)
A「このまま離婚したら、私も生活するのはすごくきついから、子供に世話にならないとやっていけないわ。それだと子供が迷惑すると思わない?」
B「確かにそうかもしれんな」 (イエス)
A「だったら、あなたの年金を分割してください」
B「…まあ、そういうことなら仕方ないか」 (イエス)
ここまでスムーズに話しが進むこともないでしょうが、応用性は抜群です。
「ひとつだけ」と言ってそれを認めてもらおう。
財産分与や年金分割で話し合いが難航していたとします。
そういうときに「あなたとは30年一緒に居た。その間には楽しいこともあったから慰謝料は1円もいらないです。でもひとつだけ、年金だけは分割して欲しい。でないと、老後の生活がどうしようもできなくなります。」
こういえば、慰謝料も年金分割もくれと言って主張するよりも、年金分割だけの確保はできやすくなるはずです。慰謝料は捨てていますが、慰謝料100万円なんかよりは、年金分割を確保するほうがよっぽど得です。
ちなみに、親権に関しては相手も絶対に譲れない場合が多いので、この方法で親権を手に入れるのは難しいでしょう。
アジェンダ・コントロール・テクニック
離婚の話し合いは、親権・養育費・面接交渉・財産分与・年金分割など決めることがたくさんあります。財産分与ひとつとっても、家やマンションはどうするか、家具はどうするか、預金はなど決めることはつきません。
それらを一度に決めてしまおうとすると、うんざりでまとまる話もまとまらなくなります。
そこで、まずは手を付けやすい問題から片付けていくやり方をとりましょう。
例を挙げると「今日は、年金分割についてどうするか話し合いましょう」みたいに交渉を開始しましょう。
とはいえ、一気に決めたほうがいい事柄は、分けずに決めてしまいましょう。
レッテル効果…レッテルを貼られた人間は、そのレッテル通りの行動をとるようになる。
例
A 「最近あなたは、私に対しては冷たかったけど、気前はすごく男らしくてよかったわ」 (仮にそうでなくても、気前がいいというレッテルを貼ったわけです)
B 「まあ、そうだったかな」
A 「だったら、年金分割5割とは言わなくても、3割くらいは男らしく認めてよ」
B 「…分かった」
といった感じで使えばいいでしょう。
渋っている相手との話し合いの場を無理やり作る方法
選択肢を与えているようで与えていないというようなやり方があります。
例
A「もういい加減に話し合いの場を持ちましょうよ。」 B「う〜ん、なかなか忙しくて時間が取れないからな(しぶしぶ)」
A「来週の水曜と木曜の夜だったら、どっちが時間取ることができる?」
B「どちらかといえば木曜の夜の方がいいかな…」
A「じゃあ、木曜の夜に話し合いしましょう。」
B[えっ!?う・うん分かった」
と、いろいろ例を掲載しましたが、交渉の基本は、相手と自分を知ることです。
そのことは、頭に入れておいてください。
以上このページが、皆様が円満に話し合いをするうえでの一助になれば幸いです。
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